いつも いつも
こんなふうに 思っていた
おかしな 話を とうとう

次の 明日の 朝は 明けない
このまま あなたと
眠っていると
信じ込むよな モノクロの 夢よ

ひとひらの さざ波が 引き

ひといきの ため息を 吐くと

大海原が 充ちて 月陰を

おおい隠してくれるように


鵜呑みに 本気で
信じ込ませる 夢で 目覚める

ときおり 白昼夢
夜毎の うごめき に
  思い出し笑いを こらえてた
たった ひとつの 夜は 明けないのかしら


このまま あなたと 眠っていたい
たった一度だけなら 夜は 明けない



このまま この格好で

うずくまって いたい

海という海が
砂漠 大陸 おおうよに

周る 円舞台 

あの 幕間よ

台詞を 書き直して


役が かなうの

今夜は 新月
決して 消えないで

あなたから
そっと 離れた
  強がりな わたしに
ひかりを 当てないで
光を 当てないで

間近な 予感が

訪れる 日に

おはよう (さよなら) なんて
言わないで


別れが 決める
そんな 時に
おはよう (さよなら) なんて
言わないで