昨夜
想い通りに終わった
ぼんやりと灯る火を


挟まないで
間奏

邪魔者になる
伴走

まとわり付く衣はなぜか重い
肌と感じる樹氷はなぜか暖かい

始まりには
思い通りに作れた
はっきりとしない形

結晶を現した姿に私はひどく冷たい
踵返した鳴き声はとてつもなく遠い

今夜
思い切り吹き消し
飛ばした日々達は

叶わぬ夢と口をつぐむ

虚ろな冬を速達する

また新雪を積もらせ出す

見上げれば受け皿の

高い

高い



Sara sara sara
















 by   mito-rino  2011 / 11/ 12 /