◆岡村君との初DATEレポート◆

(日記の調子が悪いので、こちらに)

ライブ、それも立ち見の席場所の取り方には、
相当なテクニックと経験や勘などが必要だ。

ましてや、今回は初めての岡村君とのDATE。
ライブの状況や雰囲気、会場の特徴についての知識も乏しい。

私の番号は、
入場開始約10分後にはチケットを切ってもらえるものだったので、
ドリンクにもグッズにも目もくれず、勢いよく会場席へ 直行したら、
なんと、かぶりつき前2列のステージ真ん中あたりがわずかに埋まっているだけである。

どこでもあり、どこでも選べる状態である。

上手か下手か、いや、やはりお顔お姿を真正面から〜ということで、
正面の3列目くらいに確保。
この会場には、真ん中にあのプロレスのリンクのバーみたいなものが仕切りのように存在し、
私はそのバーの上手寄り2人目あたりに立っている。

ステージングの真ん中にお立ちになった時、
問題なのは、前の男性の背丈が邪魔になることであり、
案の定、私の真ん前に少し髪の毛が立っている男性一人と、
背がいちだんと高い男性が一人おられた。
うーん、気になる・・・。

後方を振り返ると、
まだガラ空きの前方の位置から、
ずっと下がった位置にポジションを 取っている人たちも多い。
落ち着いて、全体を見渡したいということか。

・・・・・・・・・・・・・・・

かくして、
立ちくらみ寸前約1時間の待ち時間を経て、ステージは開幕した。

◆なぜ女性たちが首にタオルを巻いていたのか?
◆なぜ後方の位置に陣取った取り巻きの人たちが居たのか?

理由がわかった。

カーテン(幕というよりも薄いカーテンのような幕だったのである) が開くと同時に、
私は、後ろから火だるま状態になった人混みの波に押され、
あっと言う間に、もうかぶりつきの位置、
そう岡村君には2mという至近距離に揉みくちゃにされていた。

海岸にひっそりと乾きながら日向ぼっこしていた小石が、
突然の大波(津波といってもいい)によって、
砂浜の方にゴワーーンと寄せ戻された〜

という表現が正しい。

芋洗い状態のだんご型人間集団になった私たちは、
3分後には、リズムにのったおしくらまんじゅうで絶叫と化していた。

他人の腕や背中、首や手が自分に接しているにもかかわらず、
集団心理というのは恐ろしい、
誰よりも岡村君の表情をみつめたいがために、
どんどんとだんご丸が前方に押し出されていく移動と同時に、
右に左にウェーブに気押されながら、
このわたしでさえ、叫びに近い唄声を上げながら、
「岡村くーん」と名前を何度も叫んでいた(無意識にである。

いつしか、あの「バー」が私の右胸肋骨のあたりを打つ、打つ。
かえってバーに寄りかかれたので、骨折が免れたと言っても過言ではない。
本当に、骨が折れるかもしれないという恐怖と隣合わせだったのである。

なんとか足が地に着いている状態を保ち、
他人の汗も自分の汗もどうでもいい、
もう何が何だかわからないし、どうでもよくなった。

1時間後には、首も顔も身体も涙も汗びっしょり。

(終演時には、ブラウスからパンツの太ももあたりまで、どしゃぶりの雨に 打たれた後のように濡れていたのである)

岡村氏自身が、アドリブで『僕は酸欠状態だよ』と唄ったように、
アンコールの後の3回目のブロックで、
私も酸欠の上に喉も渇ききり体力も限界に近くなり、
ついには気分が悪くなっていた、
よっぽど退場してしまいたいと思ったが、
出るに出れない位置にいるのであるのだから、無理な相談だった。
・・・・・・・・・・・・・
閉幕し、虚脱感に襲われながら、
ともかくまず水が飲みたいということでドリンクコーナーへ並び、
次に、やはりグッズをチェックしておこうとコーナーに移動するにも、
また3分以上かかった。

タオルは必要なのである
(かぶりつきの絶叫組に陣取る覚悟をしているのなら、である)、

・・・・・・・・・・・・
私がかつて夢中になっていたS氏のライブでは、
位置を取れば、開演してからその場を移動するということはなかった、

しかし、立ち位置変えずも前横めいっぱい範囲を使って絶叫ぎみで唄って踊っていたのは自分である。

自分のような人が、団子になっている〜
それが、岡村氏の前方集団なのであった。

今回は、踊りたくとも踊れなかった!

明日の2日目は、

そう、もし大波が起こった時も冷静に対処できる、リング最後方の位置、
骨が折られず他人の汗に濡れしょぼることない場所に、席を取ろう。
そして、清潔に唄い、涙も流し、踊りまくりたい!

〜続く

最後まで読んで下さってありがとうございます。
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 by   mito-rino  2011 / 09/ 07/