見渡せるだけ 陽影のない とうもろこし生った 草大海原を クロールして 分け入って 土けむりに シャツ 揺らし続けて
彼の瞳が 笑んだのを
彼女の笑みが 抱いていた
彼が 笑んだ 一秒を
彼女の 永遠 追いかけてった
お金では 買えないから どうしても
肌足に踏まれた 草々が 揺さぶられてしまったね
胸 いっぱいで 包まれて 花の王冠 編んでいった
西風乗せて 吹く声も ふたりが 結んだ 指先も
花の首飾り 編み上げていった 仕上げて行った
行ってしまった
ずっと ずっと みつめていた
T と B に 捧げます Thanks 〜