今に思えば と今だから思う
 わたしに似てると 言われる人を
 慕う人が 好きだと話した歌のことを

 
 こうして心の壁に 涙がさらさら
 流れていくのを観ながら 聴いている

 
 私に続く道には まだ残りがあるから
 人には見せないで 歩いていきたい

 
 こうして魂の木に 雫が宿って
 森の泉に成っていくのを 見つめている
 
 
 茂って集って 寄り添いなる森のこと
 
 
 私の道の続きの途中にある

 
 出口を足音でそっと辿れる



by   metoe ruri  2020/ 06/ 15/