廻り創めたホールに針を落とす 嫌気に刺されて来た平凡な日々 この星のことと弁護する宇宙で その片隅に目映く輝く焦点を 奏でる君の指の間に間に わたし 回り始めたレコードに心が弓ぐ 焦って転び 止めていた血流が 今は細波を避けて対流に乗る この海だから漕ぎ出つ大船は ここに震え渋る勇気の背を押して 語り部君の声の間に間に わたし 待っていた心細さまでも歌にして 立ち向かう勇気の向きを指して 望んでいる熱ささえも歌にして 流れるままに願いを架ける わたし 温度を問われない自由の海まで来て 初めてわかる 問われないということを 抱かれてわかる わたし