僕はいつからあんなにおしゃべりだった

再会してみたらみたでお返しにもらった

君が誰にも渡したくない宝もの目もくれず

転がっていく坂道の上には上っていけなくって


ちょっと痛さが余ってるぐらいで

よかったよ

まるで目そむけたくなる唇の動き

ちょっと暗くて外の空気吸いたくなる

くだらなく泣き笑い始まり出す前に

逃げ出すよ



僕はどのくらい深く信じこんでいたんだ

のめり込み入った透明の膜に弾かれた

君は誰にも見せない涙ハンカチ振って

乾いていく虹の輪に巻かれていく様を放っていた


見守っていたかったものがようやくわかった


言葉にする前に蒸発してく気持ちよさ

ちょっと痛さが分かるぐらいで

ちょうどよかったよ

君はいつからあんなにおしゃべりだった

揺り起こしてみたらみたでもう会わなくなった

僕が決して離したくない宝もの箱を閉めて

転がしていく坂道の上には上っていけなくって

ちょっと痛さが余ってるぐらいで

よかったよ












 by   metoeruri  2012 / 07/ 14 /