生暖かく滑る遠吠えが擦る
嵐のさまは抜け殻を翻す

行方を眩ました靴跡が届く
嵐のままじゃコートを手折って

探れない君は俺の居何処を
強く求め掛けたら逃げ続ける

耳元から君の鼓動を引き剥がす

みつからない君の知らない僕は
みつけられない君を僕は遠ざける

強く求めるから


嵐の勢いは抜け殻を突き破る
裏返ったらまた転がり続ける

胸元から君の鼓動に叩き返す

みつからない君が知らない僕は
みつけられない君を僕は遠ざける

強く求めているから

強く求めているなら


あきらめてそして

あきらめないで














 by   mito-rino  2011 / 09/ 13 /