唄っているんだねと
言われてみたけれど

始める時には
僕は塔に駆け上っている

身勝手な人なのねと
背中が凍るんだけれど

見上げているだけで僕は
見下ろしたことはない

夕焼けの東京

黙っているんだねと
言われてしまうけれど

話せない事には
僕の胸一つでは抱えきれない

美しいこの世界

愛のことだよねだと
言われるかもしれない

初めての時を
僕はいつも確信している

朝明けの東京

軌跡ならば

僕らの中に残るだろう

瞳に映った

感じたままに生きるんだろう

いつまでも東京

僕の選んだ







 by   mito-rino  2011 / 09/ 09/