渋く重たい君の名のファイル
今ここにダウンロードしてやる
埃まみれの壁とクローゼット
開けたままの鍵穴にねじ込む

警報のベルを鳴らしめる雨
今夜ここでアップロード始める
騒ぎ出し立ち回る制管塔
滲んだままの結露を乾かす

誰だって何言われたって

クールと決めてる君の激しい
感情を打ち手折つのもまた感情

スイッチ握ってる君の凛々しい
予感を射て当てるのもまた偶然

誰にだって何言われたって

受け入れるための器を並べて
逃げ切るために切符あさって

甘く切りこむ君の肩の荷物
今ここにスクラップしてやる

浅く刷られる僕の曖昧な記憶
侵された者にだけ通じる言語

誰にだって何言われたって

冒されようよ

別れた反応を

組み合わせようよ

冒されようよ

旅立つんだ

君と

Do let me run the risk

run run run

run for our risk













 by   metoeruri  2012 / 05/ 01 /