若葉も すっかり 芽吹き終え
        背伸びするまで 大きくなった

        そして また 五月は 来る
        来年また 五月に 来る

        滑り始めた 横顔
          たぶん 今なら
           肩を たたいた
           新しい わたしになれるのかも

            正面玄関
           迷わずに
           ふたり 鳴らした
           ベルの音さえ
           唄にして

              新しい 誰かに 逢える
              あなたが 忘れた
              予期せぬ 誘惑かも

                  毎晩 欠かさず
                  日記 つけてた
                  あなたの知らない
                  口ぐせで
                  言えないこと
                  、、、、なのに

        かすみ始めた 面影は
           きっと 今から
            髪を 束ねて
            再び 会える

                 滑り出そう

                   明日へ

                      再び

                        明日へ


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