叶えられない現実だけがうず高く 背中をその山にもたれかけわたしは いつか崩れてくれた壁の向こうに 待ちくたびれたあなたが一人で 立っていてくれていると信じている 代わりのない現実だけが重みをかけ 祈りをその夢の奥に隠してわたしは いつか開いてくれたドアの向こうに 待ちくたびれたあなたが一人で 立っていてくれていると信じて 限りない泉から湧く涙 溢れても涸れてしまわない 待ち望む暖かい腕の中 愛しくても切なく滲む 叶えられない現実だけがうず高く 背中をその壁にもたれかけわたしは いつか崩れてくれた道の向こうに 待ちくたびれたあなたが一人で 立っていてくれていると信じている