突き動かされるものがない 別れと出会いが弾き合って この幻想が壊れるのが怖くて 現実の殻を被ったまま生きてる 後先のことは考えてなかった 失うものなんて持っていなかった 思いもよらない事で張り切っていた 二人きりになれたのは夕方の公園 今はもう見る影もないビル街の隅 転げるように踊りながら通った道 間に合わなかった最終電車の切符 息を止めたまま駆け上がった階段 真似のできない流行り歌が流れる どうしても分からない未来のこと この幻想が壊れてしまうのが怖くて 現実の殻を被ったまま生きてる