夜通し話した道草
忘れない御終いの時

つゆ草が光った紫
遠慮がちに鳴く虫の声

踏み台でもいい
わかって来たっけ

それでもなおさら
想いの先が楽しみ

想像もする別れの場面
相応しい人に君を渡す

人知れずに通い合った
今は誰もが知っている

よそ見してるって
わかっていたっけ

それでもなおさら
想いの丈を延ばす

夜通し話した道草
忘れない御終いの時

つゆ草が光った紫
遠慮がちに鳴く虫の声

白々と明けてく深い夜景
さよならと告げてく明るい朝

眩しく架かってく梯子雲
さよならと分かれる繋ぎ手





























by   metoe ruri  2021/ 11/ 02/