23時の街 頂きが見えてくる 坂道のほんの一角 息を飲んで切らし あと少しのひと辛抱 石畳の平な人通りは 起こりそうな何かを 待っている様子ね 蹴られた缶が転がる こんなにたくさんの 星が居るのになぜ 君だけを待っているの こんなにたくさんの 星が光る夜なのに 月だけはみつめているの