逃げ隠れしていたわけじゃないけれど 反れた道に曲がり角を探しては 器用な勘に自信だけ膨らませ 疎ましい毎日を片付けていた 待っていると 賭けていた やってくれると 頼っていた そうして積もった徒労感が 一気にわたしを押し潰しにかかって 現実にだけ恋を添わせて 夢想の花の枝を折って それでも想いだけは募らせ 叶わないことばかり 難しいと思うことばかり そうして涸れきった涙だけは 流せる秘密の湖どこかに わたしの泉 用意してくれていると 正直な態度を恥じず 素直な言葉を話し あなたと渡り合いたい いつか夢に見ていた橋 情熱のたけ馳せていた橋を