疎ましい考えを除けられず いつしか羨ましさに殺がれていく ミズキが茂って来たというのに 何を負って しがみついて居たんだろう 諦めないという意志で この胸から拭き出したい酷白 言い訳にしては払えていたのに 何を決め手に 信じ込められてたんだろう この空白を埋め合わせてくれる 匂い立つ愛情を受けて立てる その胸に触れる手を実現させる ソナタの名前を上書きしては 妙実に結ばれる瞬間を 決して見逃さないように 慎重に こちらに向かって歩いて来る そなたの生涯と丸ごと並んで 合わせたいのではない視線 同じ方向に立ち語り併せて 祝福の言葉を浴びる覚悟と 準備 これだけの空白を満たしてくれる 奮い立つ愛情を受けて立てて くれる もう一度 勝ち取る勇気を貯めて もう一度 価値ある余心を温めて 点けて 燃えたぎる火に注げ 燃えている間に 燃えている間に