諦めていいのか いけないのか 答えはどこにもないのだとわかった 虚しさをどうして いけないのか 聴き撮れる音の数だけ 細胞が引きちぎられるのかな 響き分けられるのかな 拾い採れた感覚の幅で 流れていく様だけがあるのだとわかった 引き渡せる立場を降りたら 諦めるのがいいのか いけないのか 答えなど求めるものでないのだとだけ 答えが差し出されて 途方に暮れた日がそうして暮れていくのを ただ眺めているでいいとだけ 頼りなさに代わる心細さ どこまでたどってももう 不平の生じさせない面持ちだけ 差し向ける君 見上げ なかった と 月はずっと ここにあった