憂うつ頃に涼しんだ
まだ来る明日を誤まって

夢打つ角を曲げてまで
表裏の空に染めないで

日の目を見るには怖いから
途方な無理をしなくていいよ

そのうちきっと欠けるから
痛くなってもわからない

円かになった潮時は
それだときっとわかるから

その差がじっと重いから
分けようなんて言わないで

反り飛ぶ鳥を目で追った
まだ見ぬ明日を占うと

去り交う姿が見えたので
抜け殻の穴落ちないで

月影心を照らすから
無理してパネル閉じなくていいよ

同時に凪いで船を漕ぐ
私は海で君は波

同時に凪いで夢が問う
私の海と君の砂













 by   metoeruri  2013 / 05/ 22 /