海波は ただ 眩しい大きな
大きな星がした 指輪だった

幼いころ

雪崩の爪痕は知らず
落雷の足音にも縮まず

季節は 無限の魔法で
わたしを迎えてくれる力だった

貴方を去らせた わたしの居所を
現在(今)は いったい
何が つきとめて来てくれる

老わない世界の
朽ちない美しさを 映した鏡は

一人でしか 開けない
ちっぽけな窓に 姿を変えた

わたしは 再来を願い
貴方は また 門を曲がる

屑雪は 吹き惑い
其の背中を

新しい火山に 埋めてしまう

果て無いまでの この世界の 美しさよ

今なお わたしを抱き続く 幼子よ

現在(いま)は いったい
誰が つきとめてくれる

I make a wish

a Morn will be born somewhere








 by   mitorino  2007 / 08/ 10/